
なぜか連載のようになってきているこの一連のながれを、しかし私は偶然でないと思っています。
被災地支援のための写真展は「元通りになった」世の中の市場主義によって中止になってしまった。
いつのまにかテレビはじめ各所で目にする機会の少なくなってきたがれきの風景と被災地の涙。
遅々として進まない政府と自治体の復興支援。
そして放射能。
いまこの瞬間にも放射能は漏れ続け、地表を、そして海水を汚し続けているのに「どうしようもないんだからギャーギャーいうな」くらいの扱いにすらなっている感のあるマスコミの報道。
あの震災が起きてから、私達の周りを取り囲んでいるはずの「放射能汚染」については、メディアなどがよく使う「震災は天災 原発は人災」といった切り口で簡単に割り切れない、割り切りたくない怒りの中にいるのです。
そんななか、「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督&グループ現代制作)という映画のことを知りました。
これは、山口県瀬戸内海の自然の美しい島に建設が予定されている上関原発に26年間反対してきた 「祝島」の人々と、スウェーデンでの、地域自立型のエネルギーを創り出し持続可能な社会を模索する人々の取り組みを追ったドキュメンタリーです。
この映画は国連大学のウェブマガジン「Our World2.0」で2月に取り上げられていたのですが、3月の震災以後福島原発事故によりさらに注目を集め、いま全国各地でボランティアや各種団体による自主上映会が行われています。
全国で起こっているこのムーブメントがこのカレンダーでも見ることができます。 上映会マップ→ http://888earth.net/trailer.html
そんななか、母の親しい友人が声を挙げ、母などと共に「この映画をどうしても上映したい。」と各所に働きかけた結果、横浜市大の先生が協力してくれ、開催できることになったのです。
【日時】 2011年 7月 16日 (土曜日)
【場所】 横浜市金沢区瀬戸22-2 (地図)
【説明】 「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会in横浜市金沢区
【会場】 横浜市立大学カメリアホール/横浜市金沢区瀬戸22-2
【プログラム】 1)開場13:30/上映14:00 2)開場17:50/上映18:20
【料金】 20歳以下 無料 20歳以上 1,000円
また、この前後でも12日に鎌倉、20日に同じく横浜の金沢で自主上映会が開催されます。東京でも開催されていますので、詳しくは前述のカレンダーで確認ください。
放射能。こればっかりは絶対にほおっておけない。私たちの世代が子供たちにどんな世の中を残すか、それが今問われていると信じています。
しかしあの日までは存在を知りながらも無関心でいた自戒も込めて、脱原発というムーブメントにおいては、これから生きていくなかでとにかく「しつこく しつこく」声を挙げていこうと思っています。
横浜のはずれで、かつ3連休の初日ではありますが、愛するご家族、子供さんと一緒にぜひ見て頂きたいと思いますし、いつもの連休とは違ったものになることは間違いないと思います。
「映画会だけでわざわざ横浜くんだりまで・・」という方は、2部制ですので昼間は「八景島シーパラダイス」で遊び、夜は映画会に・・というプランをオススメします(笑)。
ここでどなたかとお会いできたら嬉しいだろうなあ。
皆さん、お待ちしています。
P.S. おかげさまでこのブログも200回を迎えることができました。皆さん、本当にありがとうございます。
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200号おめでとう!